矯正基礎知識
矯正装置関連
- ブラケット
歯の表面につける四角い金属色の装置(現在は白い装置が多くなっています)。
- リンガルブラケット
歯の裏側(舌側)につける装置で目立ちません。
- 機能的矯正装置
取り外しが可能な装置で顎の成長発育や顎の筋力を利用する矯正。代表的なものにフレンケル・バイオネーターなどがあります。
乳歯列期の受口を治すムーシールドもこのなかに含まれます。
- 顎外固定装置
代表的なものに下記の二個があります。
■ヘッドギア
これを装着することで、矯正治療時に奥歯が前方に移動してしまうのを防ぐことができます。こどもさんに使用することが多いですが大人の方にも使用する事があります。
■チンキャップ
一般的に受口の方に適応し、頭につけるヘッドキャップと顎につけるチンキャップで構成されます。
- 側方拡大装置
上下顎の歯列を横方向に拡大します。取り外し可能な装置と固定式の装置があります。
お口の中の解剖
- 歯垢(プラーク)
歯の表面に付着した白っぽい粘着物のこと。虫歯や歯周病を引き起こす口の中の細菌が結合したものです。
- 歯石
歯垢(プラーク)が唾液に含まれるカルシウム・リン等によって石灰化したもの。歯をみがくだけでは落とせません。
- 歯肉
一般に「歯ぐき」とよばれ歯の周囲を取り囲み、歯が植わっている骨に付着しています。
- 歯肉炎
歯肉とは歯ぐきのことをいいます。歯肉炎とは、歯肉に炎症をおこして、腫れ・出血をする病気のこと。歯肉炎が悪化し、歯が植わっている骨がとけてしまう病気を歯周炎といいます。
- 歯周ポケット
歯肉に起きた炎症により、歯と歯茎の間にできた深い溝のことです。
- 臼歯
奥歯のことです。小臼歯と大臼歯にわかれます。
- 親知らず
親知らずとは前から数えて8番目の歯で、第三大臼歯のこと。(先天的に存在しない場合もあり)
昔、こどもが親元から離れた頃に出る歯のためそのような名前になったとも言われています
- 舌小帯
舌の裏側の真ん中で口の底に向かっているヒダを舌小帯といいます。
- 上唇小帯
上唇と歯ぐきの間をつないでいる帯のようなものを上唇小帯といいます。
診断名関連
- 開咬
一部の歯(たとえば前歯)が開いたままで、咬み合わせることができない状態。かみあわせの負担が奥歯に集中し、前歯で食べ物をかみ切ることができません。
- 過蓋咬合
噛み合わせが著しく深いために、正面から噛み合わせを見たときに下の前歯が見えない状態のこと。
- 反対咬合(うけ口)
下の前歯が上の前歯より前方に出てかみあわさっている状態。
- 叢生
顎が小さい、または歯が大きいために、全ての歯が並びきれず、歯が重なり合っている状態のこと。「乱杭歯」や「八重歯」ともいいます。
- 八重歯
叢生(乱杭歯)の一つ。上の糸切り歯がスペースがなく歯列からはみ出ている状態。
- 乱杭歯
歯がでこぼこに生えた状態のことです。歯の大きさに対して顎が小さいため、歯が生えてくるための十分なスペースが不足しているために起こります。
- 癒合歯
2本以上の歯が、象牙質とエナメル質で結合している歯のことです。
その他
- 知覚過敏
歯を磨いた時や冷たい水を飲んだ時などに、歯に沁みるような鋭い痛みを感じることをいいます。エナメル質やセメント質が削れ、象牙質が露出していると起きます。歯周病・不適切なブラッシングなどが原因になります。
- インプラント矯正
矯正用のインプラントを顎の骨に埋入し、そこを支点にして歯を移動させる矯正のことです。通常の矯正の補助的に行われます。
- マウスピース矯正
透明のマウスピースを使用する矯正法のことです。一日20時間以上装着し、歯を徐々に移動させていきます。
代表的なものに下記の二個があります。
■クリアアライナー
取り外し可能な透明なマウスピース型矯正装置です。一回の装置で一個の歯型をとります。
■インビザライン
取り外し可能な透明なマウスピース型矯正装置です。基本的に1回の歯型で治療終了までの装置を作成します。
- 一期治療
主に小学生のお子様に行なう治療です。顎の横方向の拡大、顎の成長のコントロールをします。この治療だけでは理想的な歯並びは困難です(永久歯がすべて生え終わる前に治療が終了するため)。
- 二期治療
主に中学生以上の方の矯正治療です。一般的にすべての永久歯の歯並びかみ合わせの治療を行います。
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